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「他者とすれ違ったらお終い」 引きこもりだった岩井秀人、当時を語る

トピックニュース - livedoor ニュース2012年10月19日 12時00分

18日放送、日本テレビ「NEWS ZERO」では、「引きこもり」の特集を放送、ゲストには、劇作家・岩井秀人氏が出演した。

16歳から20歳までの4年間、自宅に引きこもり、高校には行けなかったという岩井氏は、引きこもりを克服した今、これをテーマとした作品の創出なども行っている。

「全ての引きこもりの方がそうとは思わないんですけど、僕は(外に)出たいし、他者と関わりたいとは思っていましたね。ただ、そのことが自分の中で重大なら重大なほど、失敗することが同じだけ怖くなるということが、どんどんスパイラルしていく。それで他者とすれ違ったらどうしようとか、共感できなかったらどうしようっていう恐怖の妄想が膨らんでいくタイプでした」。

こう話した岩井氏は、「今考えると、現実で他者と会ったら、もう“すれ違うところから始まる”んですけど、それが妄想で家の中で考えている時は、“すれ違ったらお終い”という感覚」と補足した。

克服するきっかけは、「僕の場合は、母が僕のためにとってくれた手というのが、有料テレビに加入してくれた。後から聞いたら。それでサッカーを観て、20歳の頃の昔の友達になんとか連絡をとって、サッカーをしている人たちのところに参加したり、格闘技を観て、前田日明さんのファンだったので、前田がオランダの人たちにやっつけられているのを観て、いつかオランダの人たちをやっつけなくてはいけないって結構真面目に思っていたんですけど。近所の公園に夜中にいって、木にサンドバックつけて蹴ったり。最終的には映画ですね。テレビで映画をずっと観てて、出るか何か関われたらと思って、(外に)出てきたというカタチですね」と明かす。

さらに、「社会と繋がりたいという願望は?」と訊かれた岩井氏は、「僕はありました。ただ、当時の自分にそれを訊いても、絶対に認めないと思いますけど、僕はすごくありましたね。認められたいし、愛されたいというのがある分、もし嫌われたらという恐怖がどんどん大きくなる」といい、前述したテレビが克服するきっかけになったことには「後から母に訊いた時に、いわゆる、引きこもりの対処法というとアレですけど、テレビがあると、どんどん家にいる理由になってしまうと言われるんですけど、うちの母の場合は、外の世界と繋がる可能性が1%でもあるなら与えようという考え方」と語る。

また、同番組では、インターネットを使った引きこもりのケアなどを紹介したが、こうした手法については、「インターネットの匿名性が悪いことのように取られることが多いんですけど、それをはじめていい方に転がしたケースなんじゃないかなと勝手に思ってしまって。当時の自分のことを考えると、出してほしいということを誰かにいうと、“え、自力で出れないの?”って思われるのが嫌だから言えないし、なんか自分の素性を知られずに、外の世界の興味を共有したり、質問をして、何となく聞ける」と感想を述べた。

http://news.livedoor.com/article/detail/7059705/
※表示 - 改変禁止 2.1 日本 (CC BY-ND 2.1)